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Webマーケティングレポート


EC事件簿(6) ~ EC検索キーワード訴求型広告のワナ はてなブックマーク ライブドアクリップ


[2006月08年03日]

週刊e-Report編集部


注目を集める検索キーワード訴求型広告

最近、「○○でネット検索してください」と記載された広告をよく見かける。検索キーワード訴求型広告ともいうべきこれらの広告の普及から、説明媒体としてのWebの役割が明確化されてきたこと、そして「検索」という行動が、いちいち説明するまでもないほど市民権を得たことが分かる。

・ビデオリサーチ、ネット検索を利用するユーザーの動向調査結果
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/07/25/12770.html (INTERNET Watch)


検索キーワード訴求型広告の落とし穴

たしかに短いテレビCMの中で、URLを覚えてもらうことは困難だし、たとえURLを出したところで、多く人はURLを直打ちするよりも商品名やメーカー名で検索するだろう。それを考えれば最初から、検索キーワードを提示するやり方は理に叶っているといえる。

ところが、この検索キーワード訴求型広告には落とし穴がある。「○○」がほとんど検索結果数が無かったとしても、テレビCMなどで露出を重ねるごとにビックキーワードに育ってしまうのである。その結果、どういうことが起きるか?

「○○」で検索してもクライアントが用意したページが最上位に来なくなってしまう事態を招いてしまうのである。(ごく稀にではあるが)「○○」を対象としたSEOコンテストの様相を呈することもある。

実際に起きた事例では、クライアントが用意したオフィシャルページが検索結果最上位にならないケースがあった。皮肉にも、そのとき最上位になったのはそのキャンペーンを告知したプレスページだった。その2位には、そのキャンペーンをSEO的な観点から分析したブログが入り、オフィシャルページは10位にまで落ちてしまった。(今は改善されていて、1位に返り咲いている)

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)も企業などがキャンペーン目的で告知する検索キーワードに“便乗する”悪質なWebサイトが確認されているとして注意を呼びかけている。広告で呼びかけているキーワードで検索すれば、その最上位に来るのはその広告に関するオフィシャルなサイトであろう、と通常のユーザーは間違いなく想起する。それが、フィッシングサイトが最上位に来てしまったら、その被害は計り知れない。

・キャンペーン目的の検索キーワードに便乗する悪質サイトにご用心
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060720/243877/ (日経BP)


検索キーワード訴求型広告を行うには

検索キーワード訴求型広告を行う際には、事前にそのキーワードがすでにネット上でどれほどの検索数があるのかを見極めなくてはならない。ビッグキーワードでは、オフィシャルサイトを検索最上位にするまでに時間がかかるので、できればスモールキーワードを狙うことが望ましいことは言うまでも無い。

そしてスモールキーワードで、検索キーワード訴求型広告を行ったとしても油断は大敵である。検索最上位に来るのは割合に簡単だとしても、便乗サイトが登場するかもしれない。他にも影響力が高いブログなどにその話題が補足されると、検索順位が逆転してしまうことも考えられるので、通常のSEOだけではなく、検索連動型広告に出稿して、検索結果最上位を死守しなくてはならない。検索キーワード型訴求型広告は実施前よりも実施後にこそ注意を払わねばならないのである。


(参考ブログ)

・検索エンジンと広告( http://www.searchad.jp/
街中のポスターやCMに掲載された検索キーワード訴求型広告が数多く紹介されています。


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