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ユビキタス時代のLDO(Living-room Device Optimization) ~リビングの覇者となるために必要な3要素 はてなブックマーク ライブドアクリップ


[2007月02年22日]

(週刊e-Report編集部 / ドラゴンフィールド


ユビキタス時代、本格到来

 テレビ、ラジオはおろか、エアコン、トースターまで、家電と称されるアイテムはネットワークで繋がる時代が来ると長年思われていた。

「いつでも」「どこでも」「誰でも」ネットワークに接続し、あるいはネットワークに接続された機器が身の回りにある、いわゆる「ユビキタスコンピューティング」「ユビキタスネットワーク」の時代がやって来ると思われていたのである。

 ところが最近では、「ユビキタス」という言葉が話題に上ることは少なくなってきた。Google Trendsで「ユビキタス」を見ると、徐々に検索数が減っていることが分かる。

・Google Terndsでユビキタスを検索した結果
http://www.google.com/trends?q=%E3%83%A6%E3%83%93%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%82%B9&ctab=0&geo=JP&date=all


現在のリビングの覇者は、ケータイ

 ユビキタスという言葉が使われなくなったのは一過性の流行語だったわけではないむしろ、そんな言葉を使うまでもなく誰でも当たり前にネットワークに繋がっている時代が到来していることを意味する。

 現在のユビキタス社会の立役者はもちろんケータイ。ネット端末として進化し続けるケータイを皆、肌身離さず持ち歩いているわけです。これをユビキタス社会と言わずして何といいましょう。通話やメールはもちろんのこと、テレビショッピングを見て、欲しくなったら、手元にあるケータイでモバイルサイトにアクセスし購入する、ということも普通に行われているのである。


次期リビングの覇者、本命はWii

 これだけコンピューターの普及が進んでも、プライベートな時間にコンピューターの前に貼り付いている人は稀である。やはり一家団欒のひと時を過ごすのはリビングと相場が決まっている。そのため、手を伸ばせば何らかのネットワークデバイスに届くユビキタス時代では、ネットワークへの接触時間に占める、リビングインターネットの時間は増大していくことは間違いない。

 今までもリビングからインターネットに接続できるデバイスは無かったわけではないが、ネットワーク接続への敷居が高かったり、表現能力が低かったりと、とても実用に耐え得るものではなかった。ところがここ数年でそれら導入のハードルが一気に下がってきたのである。 そこで現在、リビングにあって不自然ではなく、しかもネットワークに接続できるデバイスはどれくらいあるだろうか?

 ケータイ、ゲーム機、リビングPC(含STB)、大きく分けるとこの3種になるだろうが、導入のハードルと表現能力のバランスを考えたときに、リビングでの覇者になる可能性を秘めているのはゲーム機とみる。

 ゲーム機も、携帯型と据付型に分かれるが、携帯型ゲーム機はケータイの延長線上のデバイスに過ぎないが、据付型ゲーム機は十分PCインターネットの代わりを勤められるほどのスペックを持っている。次世代機と呼ばれる、PS3、X-box360、Wiiの3機種では、もっとも普及しているWiiこそがリビングの覇者となる可能性が高いのではないだろうか。

 実際、下記のブログにまとめられているのは、Wii向けに制作されたサイト群である。着々とリビングの覇者となるべく、実績が重ねられていることが実感できるだろう。

・Wiiユーザー向けに作られたサイトまとめ - 9サイト
http://www.designwalker.com/2007/02/wii.html (デザインウォーカー)


LDO(Living-room Device Optimization)に必要な3つの最適化要素

 据付型ゲーム機がWebを見るためには以下の3要素を最適化させなくてはならない。
(というか、今のPC Webでのコンテンツは、据付型ゲーム機で満足に見ることはできないと考えた方がいい)


(1)コンテンツ最適化

お茶の間に流れることを想定するのであれば、流れる内容について、ある程度のフィルタリングをかける必要がある。老若男女がテレビを見守っている中、セクシー系動画が流れてきたらさすがに気まずい。もしYouTubeの映像を流す、といったコンテンツであれば、お茶の間には不適な動画をフィルタリングする必要があるだろう。

またしょっちゅうボタンを押すなどと言った忙しいコンテンツも一考の余地がある。基本的にダラダラ流し見るようなコンテンツが望ましい。


(2)インターフェイス最適化

PCの一般的な操作手段はキーボードとマウスだが、ゲーム機は専用コントローラという縛りがある。もちろん、キーボードやマウスを付けられるゲーム機もあるが、リビングではほとんど使われることはないだろう。やはり専用コントローラでの使用を前提にストレス無く操作できることを目指したい。
それを考えると最近リリースされたはてなの「Rimo」は必要最低限、かつ大きなボタンで操作できるようになっていて、秀逸の操作感を誇る。

なお、下記のブログでは、Wiiでの最適なフォントの級数やインターフェイスについて詳細な考察や検証が加えられている。

・Wiiインターフェース考
http://wii.nomadscafe.jp/

上記のブログを読んで案外盲点ではなかったか、と思わされたのが、リンクの密集度。以下当該記事(2月20日)を抜粋してみると、

「PCのブラウザでポインタがアンカーリンクの上にくると、通常、ポインタが矢印から指差し状態に変わります。一方、Wiiのブラウザ上では、ポインタがアンカーリンクの上にきても、何の変化もありません。ただ、Wiiリモコンにウィンッ、と小さな振動が起こります。
 これで困るのが、リンクが密集してる場合。たとえばYahoo! JAPANのトップとか。
自分がどこのアンカーリンクの上にいるのか、どうも分かりにくいです。なので、Wii用のサイトを作る場合は、リンクの密度は低めに。各リンクはできるだけ離しておくのが良いのでは、と思います」


(3)画面最適化

上のインターフェイスとも関連してくるのだが、Wiiでの解像度は一般的なPCよりも粗いため、それに合わせた画面サイズとフォントの使い方が求められる。

そして各家庭のテレビ環境にばらつきがあることを忘れてはいけない。PCのモニターは現在、17~19インチ程度が標準的で、前後幅を入れても、15~21インチのモニターを使っているユーザーがほとんどである。

ところがテレビは大きくばらつきがある。それこそ一桁のインチ数のテレビから、50、60インチの大型テレビも存在する。21インチのテレビなら普通に見れても14インチなら見にくい、といったことが当たり前に起こり得る。
これを回避するために、なるべく文字情報に頼らずに直感的にコンテンツの操作と理解が行えるように配慮すべきだろう。


そしてドラゴンフィールド

 おそらく来週のe-Reportで発表できると思うのだが、弊社ドラゴンフィールドでは、Wii上で楽しめるコンテンツを鋭意開発中である。もちろん上記の3要素に配慮しているのは言わずもがな。

 DFでは現在、動画ブックマーク「ドガ」を展開しているが、そのWii版。その名も「ドガウィー」。来週のe-Report誌上で大発表しますので、乞うご期待!

・ドガ
http://www.dogga.jp/


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