LDO(Living-room Device Optimization)の答え~ 「CGM TV! DOGGAWii ~みんなのチャンネル~」公開
[2007月03年01日]
(週刊e-Report編集部 / ドラゴンフィールド)
先週の告知したように、ドラゴンフィールドでは、「DOGGAWii」(ドガウィー)をリリースした。PC用の動画ブックマークサイト「DOGGA」(http://www.dogga.jp)を、Wii視聴に最適化したのが、「DOGGAWii」である。(以下、通常のPCで見れる「DOGGA」を「DOGGA PC」とし、「DOGGAWii」と区別する)
先週のおさらい ~ LDO(Living-room Device Optimization)って何ですか?
本格的なユビキタス社会に突入し、リビングでインターネットを楽しむ機会が増えるだろう。そして、今現在、リビングにあって不自然ではなく、しかもネットワークに接続できるデバイスは、ケータイ、ゲーム機、リビングPC(含STB)、大きく分けるとこの3種になるだろう。
中でも、導入のハードルと表現能力のバランスを考えたときに、リビングでの覇者に最も近いのはゲーム機だ。とりわけ、次世代機と呼ばれる最近のゲーム機の中でも、Wiiこそがリビングの覇者競争の本命と言える。
ということは、今後、PC視聴とリビング視聴の2軸で、コンテンツと表示画面の最適化を図る必要性がある。それこそがLDO(Living-room Device Optimization:リビング視聴環境最適化)である。LDO無くして、Webサイトへの接触機会・時間の確保はままならない。具体的に、LDOとして最適化すべき3要素を下記の通りである。
・コンテンツ最適化
・インターフェイス最適化
・画面最適化
駆け足で、「LDOとはなにか?」について説明したが、それを踏まえた上で、「ではドラゴンフィールドのDOGGAWiiはどうなのか?その3要素はクリアされているのか?」というところを見てみよう。
LDOの3要素、DOGGAWiiはどうよ?
(1)コンテンツ最適化
お茶の間に流れることを想定するのであれば、流れる内容について、ある程度のフィルタリングをかける必要がある。老若男女がテレビを見守っている中、セクシー系動画が流れてきたらさすがに気まずい。
Rimoをはじめ多くの動画視聴サービスでは、コンテンツのコントロールが難しいが、DOGGAWiiでは、「マイチャンネル」を見ることである程度コンテンツをコントロールできる。
DOGGAの「マイチャンネル」はDOGGA PCで提供されているサービスで、会員登録後にログインすると、個人個人にマイチャンネルページが用意される。そして気に入った動画をそのページに追加していくのである。それこそ、はてなブックマークにWebサイトを追加していくノリで、動画を追加していく。その動画をユーザーみんなで共有することで、面白い動画に出会える確率を上がると言う寸法である。
この「マイチャンネル」をWiiでも見れるようになるのである(07年3月1日現在、未対応)。
たとえば、「マイチャンネル」に家族向けの動画を多数登録した後で、リビングで家族揃ってそれを見るという使い方もできるだろう。自分が登録した動画だけが流れるので、コンテンツのコントロールが可能になるのである。ユーザーの趣向にあったリコメンド提供機能を追加する予定なので、それが実施されれば、コンテンツの最適化が一層容易になる。
(2)インターフェイス最適化
PCの一般的な操作手段はキーボードとマウスだが、ゲーム機は専用コントローラという縛りがある。もちろん、キーボードやマウスを付けられるゲーム機もあるが、リビングではほとんど使われることはないだろう。やはり専用コントローラでの使用を前提にストレス無く操作できることを目指したい。特に、Wiiはワイヤレスリモコンを採用しているので、画面上で精緻な動きをさせるのは困難である。必要最低限の動
作で済ませたい。
DOGGAWiiは、画面上にほとんどボタンがない。クリックできる箇所は、3箇所だけである。動画を流し見るには、これくらいのボタン数が最適である。今後下記で公開されているAPIを使えば、Wiiのコントロールをチャンネル代わりに使える日が来るかもしれない。
・Wii向けFlashゲーム用の十字キー操作API
http://japanese.engadget.com/2007/02/28/wii-flash-dpad-wiicade-api/ (Engadget Japanese)
(3)画面最適化
上のインターフェイスとも関連してくるのだが、Wiiでの解像度は一般的なPCよりも粗いため、それに合わせた画面サイズとフォントの使い方が求められる。加えて、各家庭のテレビ環境にばらつきがあることを忘れてはいけない。
ところがテレビは大きくばらつきがある。それこそ一桁のインチ数のテレビから、50、60インチの大型テレビも存在する。なるべく文字情報に頼らずに直感的にコンテンツの操作と理解が行えるように配慮すべきだろう。
DOGGAWiiは、リビングで最適に閲覧するために、インターフェイスをフルカスタマイズした。リビングの利用シーンならではのオリジナル動画番組表や各種インターフェイスを随時追加開発予定である。随時お伝えしたい。
最後にLDOの未来
2年ほど前に、大手家電量販店の店員さんにインタビューをしたときに、「PCはその活動範囲を広げてて、洗練されたデザインでリビングに馴染むPCも脚光を浴びている」と語っていたが、ご承知の通り、PCのリビング進出はなかなか進んでいない。その間隙を縫って、ゲーム機がその役割を担おうとしている。ゲーム機自体の進化と、地上デジタルに伴う、テレビの高画質化が進んだためである。あと家庭内無線LANの普及も大きいだろうか。
簡単に楽しめるようなネットコンテンツやECはテレビで、調べ物をするのはPC、という使い分けが進むかもしれない。その時代が本格的に到来する前に、LDOをしっかりと考えておきたい。
こぼれ話
「DOGGAWii」というネーミングに決まったわけだが、そこに落ち着くまでに「ドガウィー」派と「ウィードガ」派でドラゴンフィールド内で熾烈な抗争が起こった。社内を二分する「ドガウィー」派と「ウィードガ」派。
決定打となったのは、「ドガウィーって発音が、リ・ガズィみたいですよね」とあるスタッフの言葉。(※:リ・ガズィ:リファイン・ガンダム・ゼータの略)
そんな1日戦争の末、晴れて「ドガウィー」に決まった次第。皆、ガンダム大好き。
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