失敗しないための懸賞キャンペーン10ヶ条 - 成功する懸賞キャンペーン
[2004月06年14日]
1:具体的な目標を定めるべし!
懸賞キャンペーンを行う際には、数値目標を定めましょう。懸賞キャンペーンいえども、販促活動の一環には違いありません。きちんとした数値目標が要求されて然るべきなのです。
懸賞キャンペーン実施後は、効果検証を行い、達成度を確認していきます。そしてそのデータを元に、次回の実施時の数値目標を定めます。継続的な懸賞キャンペーンを行っていくためには、明確な数値目標が指針となってくるでしょう。場当たり的な懸賞キャンペーンでは、継続性を維持することは困難なのです。
2:応募方式は柔軟に!
自社配信メールマガジン用のメールアドレスを収集することが、主目的だった場合、必要なのは応募者のメールアドレスだけです。住所・氏名・職業・家族構成などをつぶさに聞くことは、無駄に応募の敷居を上げてしまい、得策とはいえません。
しかし、限定された顧客を相手にしている商品やサービス(自動車保険、女性用化粧品など)を取り扱っている場合、明らかにビジネスと直結しないメールアドレスなどを収集しても意味がありません。そのような場合には、最低限の質問を行うことにより、ふるいをかけることも視野に入れておきましょう。
どうしても応募者に個人情報を求める場合は、それ相応の賞品を用意しておかなくては、一定の応募者数を確保することはできません。応募者は、応募時の煩雑さと賞品のグレードによって、応募するかしないか、を判断するので、詳細な個人情報はそれなりの対価を要求されるのです。
3:遊び心を忘れずに!
現在、多くの懸賞キャンペーンが氾濫しています。その中で目立つために、ロト、宝くじ、インスタントくじ、ビンゴゲームなど、色々なゲーム性を取り入れた懸賞キャンペーンが行われています。「全員プレゼント」の懸賞キャンペーンでも、くじ要素を取り入れたことにより、効果が20倍になった事例もあります。くじ要素を取り入れることにより、効果が平均で3~5倍にアップします。
「全員プレゼント」「試供品プレゼント」は、安っぽさを与えることもあります。インスタントくじなどの遊び要素を付加させることにより、その安っぽさを打ち消す効果も期待できます。
4:賞品に工夫を凝らすべし。
高額商品をズラリと並べただけでは、費用対効果の点から見ても得策とはいえません。
賞品にメリハリをつけることが重要です。目玉商品を少数用意して、低額賞品を数多く集める。割引クーポンやサンプルなどを残念賞として配布する、などなど懸賞キャンペーンの定番手法といえるでしょう。
人気のコンサートチケットや希少性の高いもの(ブーム最高潮時のたまごっちなど)、も数千円と比較的安価で入手できる割りに注目度は高いので、費用対効果は高いといえます。クローズド懸賞の場合は特に、賞品価格の上限が低めに制限されてきますので、安価で希少性の高い賞品は十分戦力になってくれるでしょう。
予算に余裕がないところは、応募者全員に自社商品や自社商品の割引クーポンなどを配布するだけでも、懸賞キャンペーンとして成立します。ただ、その場合にも、「全員プレゼント!」と謳ってしまうと、イメージダウンに繋がりかねないので、見せ方に工夫が求められます。
5:懸賞のタイミングを活かそう!
懸賞キャンペーンの注目度を上げるために、世の中のトレンドには十分配慮しておきましょう。流行るものや、時節に適ったものを賞品に選択する、ということだけではなく、賞品に予定していた商品に対する情報も常に先読みしておきたいものです。
たとえば、賞品に不良品騒動が持ち上がったときには、いち早く、応募ページや告知ページに、代替賞品を用意している旨を添えておくと、自社に対するイメージを向上させることができます。また、その旨をメールマガジンの号外として、告知すると、従来のメールマガジン以上の精読率が確保できるでしょう。
懸賞キャンペーンを実施している間も、攻めの姿勢を持ち続けるためにも、世の中のトレンドはどんどん取り込むべきでしょう。
6:応募者との接触チャンスを逃すな!
基本的に応募者は、自社に縁が薄い人が多いのです。特に、懸賞情報サイト経由で来た応募者は、なおさらです。そのような人たちを顧客に育てていくのは容易なことではありません。そのためには、数少ない接触機会を逃さないことが重要です。
応募者の注目度が高い接触機会は、2回。「応募時」と「当選発表時」です。
この機会を逃さず、自社製品の告知を行ったり、お得な情報を掲載したりして、飽きさせない努力をすべきでしょう。
7:継続は力なり!
単発の懸賞キャンペーンを行うよりは、多少、賞品のグレードを下げてでも継続的な懸賞キャンペーンを行った方が、長い目で見て効果は高いです。
第一に、繰り返しにより、リピーターを確保しやすいこと。毎日、ロトやインスタントくじに参加できる企業サイトがありますが、確実にリピーターの確保に繋がっているでしょう。サイト訪問の動機付けに懸賞を取り込んだ良例です。サイトに来てくれる頻度が多ければ、確実に自社製品の刷り込みに繋がります。反復は、マーケティングの基本です。
第二に。繰り返すことにより、ノウハウが蓄積され、効果的な懸賞キャンペーンを実施することが出来ます。これは、散発な懸賞キャンペーンでは決してできません。
もちろんノウハウを蓄積するためには、実施前の目標設定と、実施後の効果検証が欠かせません
8:個人情報管理は慎重に!
個人情報が流出してしまい、企業の社会的信用にダメージを与える事件も頻繁に起きています。懸賞キャンペーンは大量の個人情報を収集することでもありますから、個人情報の管理には細心の注意を払う必要があります。
当選メールを、CC(カーボンコピーの略、複数人に対して同時に電子メールを送ること)で複数送信してしまい、当選者の情報が、他の当選者にも流出したことが過去にありました。
顧客の個人情報は、企業にとって生命線ともいえる重大な財産です。決して疎かに扱わないようにしましょう。応募ページにプライバシーポリシーを明記して、応募者の不安を少しでも取り除くことも有効です。
9:落選者こそホントのお客様!
全員プレゼントなどの懸賞を除くと、多くの場合、応募者のほとんどは、落選者になります。ということは、落選者へのフォローこそが、顧客確保には必要なことが分かります。
多くの落選者は、落選を確認した後に、メールマガジンを解除したり、二度と自社サイトを訪れないなど、また無縁な関係に戻っていきます。テンションを維持するためにも、当選者発表のメールマガジンに次回の懸賞の告知や、残念賞として割引クーポンをつける、ポイントを付与するなどの工夫は施す必要があります。そのような配慮が無いと、せっかく集めた顧客候補をみすみす逃してしまいます。
10:誠実な懸賞キャンペーンこそ、成功の近道!
紛らわしい告知で応募者を騙したり、「当選おめでとうございます」と紛らわしい件名でメールマガジンを配信したりすると、アッという間にネット上で悪評が広がります。単発の懸賞キャンペーンでは効果があっても、継続的なキャンペーンではその内にボロで出てくるものです。ネット上の悪評は、想像以上に、早く・広く、流布されるのです。
きちんと抽選・賞品発送が行われていることも何らかの形でアピールしておきましょう。賞品が高額の場合は、警察関係者などを立会人として、公開抽選を実施することも懸賞の公明性をアピールできる手段になるでしょう。

