クリック単価に換算してみる − アクションクリック松本のネット販促ワザ7つの法則(4)
[2003月09年11日]
(松本拓也:アクションクリック株式会社)
こんにちは。アクションクリックの松本です。成果報酬型広告の累計受注キャンペーン数3,509本を運営する中から見出した、PCインターネットおよびモバイルの販売促進に関わる7つの法則について、6回にわたって連載しています。
では、まず、前回の復習です。
■【法則3】「入力フォーム」の位置づけ・個数・入力順序をよく考えること。
前回は、成功しやすい販促キャンペーンのポイントとして、「シナリオ設計」の中でも「入力フォーム」に焦点を当てて、「入力フォーム」の位置づけ・個数・入力順序について以下の3視点で、4つの成功しやすいパターンを紹介させていただきました。
◆「入力フォームの位置づけ」という視点で、「ユーザーインセンティヴ」と「クロスアクション」。
◆「入力フォームの個数」という視点で、「メールアドレスのみの入力」。
◆「入力フォームの入力順序」という視点で、「ユーザー選択」。
■【法則4】クリック単価に換算してみる。
今回は自社の販促キャンペーンのシナリオ設計の良し悪しを判断する指標についてご紹介いたします。
以下のキャンペーンAとBは同一業種での成果報酬型広告キャンペーン結果です。ところが、コンバージョン率に15倍の開きがあります。Aは広告主様にもご満足いただき、シナリオ設計がうまくいっている事例、Bは広告主様にもご満足いただけず、シナリオ設計がうまくいっていない事例です。
●通販申込キャンペーンA
・クリック数 :20,000
・アクション数 : 900
・コンバージョン率:900÷20,000=4.5%
・アクション単価 :3,100円
・広告費 :3,100円×900=2,790,000円
●通販申込キャンペーンB
・クリック数 :1,400
・アクション数 : 4
・コンバージョン率:4÷1,400=0.3%
・アクション単価 :1,000円
・広告費 :1,000円×4=4,000円
両キャンペーンのクリック単価を実績より換算してみると、
●通販申込キャンペーンA
クリック単価換算=2,790,000円÷20,000=約140円
●通販申込キャンペーンB
クリック単価換算=4,000円÷1,400=約3円
と大きな開きがあります。
同様に、以下のキャンペーンCとDは同一業種での成果報酬型広告キャンペーン結果ですが、こちらはコンバージョン率に50倍もの開きがあります。もちろん、Cは広告主様にもご満足いただき、シナリオ設計がうまくいっている事例、Dは広告主様にもご満足いただけず、シナリオ設計がうまくいっていない事例です。
●資料請求キャンペーンC
・クリック数 :181,000
・アクション数 : 9,000
・コンバージョン率:9,000÷181,000=5.0%
・アクション単価 :1,100円
・広告費 :1,100円×9,000=9,900,000円
●資料請求キャンペーンD
・クリック数 :21,000
・アクション数 : 25
・コンバージョン率:25÷21,000=0.1%
・アクション単価 :1,000円
・広告費 :1,000円×25=25,000円
両キャンペーンのクリック単価を実績より換算してみると、
●資料請求キャンペーンC
クリック単価換算=9,900,000円÷181,000=約55円
●資料請求キャンペーンD
クリック単価換算=25,000円÷21,000=約1円
このように、多くの事例をクリック単価換算で比較してみると、広告主様にもご満足いただき、シナリオ設計がうまくいっていると思われる事例はクリック単価換算で50円以上ということがわかってきました。逆にクリック単価換算で10円未満の場合は、広告主様にもご満足いただけず、シナリオ設計がうまくいっていない事例のケースが多いようです。
■【法則4】クリック単価換算で評価してみる。
シナリオ設計の良し悪しを自己評価するのはなかなか難しいのですが、成果報酬型広告キャンペーン結果をクリック単価換算することで、自己分析が可能となります。クリック単価換算で10円未満の場合は、安く広告出稿できたという視点ではなく、自社の販促キャンペーンのシナリオ設計に問題があるのでは?と考え直していただければ幸いです。

