携帯サイトデザインの「今」を知る~汎用携帯サイトのベストプラクティス? - アイデアマンズアイデア(23)
[2007月12年13日]
(宮永 邦彦 / アイデアマンズ)
これまで本連載では携帯サイト制作の技術的な問題点や、アクセス解析などについて時折、触れてきました。しかし技術的なアプローチだけではなく、クライアントの満足度は上げるためには、出来上がったサイトの見栄えも非常に重要です。
今、携帯サイトはどこまで凝ったものを作れば「正解」なのか、その目標が見えないと、制作会社は自信を持った提案ができません。また、クライアント側に立つときも制作会社の実力を判断することが難しくなります。
なにより「軽さ」が大切
携帯サイト制作で常に意識する必要があるのは、とにかく「動作の軽さ」です。ブロードバンドが普及したPCのサイト制作では、かつてのようにページ全体のデータサイズを気にすることはほとんどなくなりましたが、携帯サイト制作では依然として次の問題が横たわっています。
・PCに比べて通信速度が遅い
・通信環境・タイミングによって通信速度にばらつきがある
・端末自体の処理性能が低い
・従量課金のユーザーもまだ少なくない
とはいえ、軽さばかりを追求して、テキストだけでページを構成すると、他のサイトとの差別化がしにくくなり、クライアントに満足を感じてもらうことが難しくなります。そこで、軽さを重視しながら、表現力を高めるための注意点についてお話します。
画像には要注意
画像はデータサイズが大きいことに加え、一度HTMLを読み込んだ後にもう一度サーバーに接続する処理が発生します。この接続し直す処理にも意外と時間がかかります。画像の使用はヘッダー画像やバナー、見出しなど、最低限に留めることが大切です。
デザインに直接関係ない画像(コンテンツに付随する図版など)は、リンクに置き換えて、それを選択した人にだけ表示する工夫も効果的です。リンクに画像サイズを表示するとより親切です。全てのユーザーがパケット定額制に入っているわけではないことを再確認しましょう。
絵文字が強い
画像に代わる表現として代表的な手法が「絵文字」です。画像データは少なくとも数百バイト~数キロバイトを必要としますが、絵文字であれば数バイトで済みます。また、HTMLに組み込まれるため、サーバーに接続しなおす処理も発生しません。
実際に絵文字が効果的に使われているサイトとまったく使われていないサイトでは、ページを開いたときの印象が大きく変わり、絵文字を使ったサイトの方が明らかに華やかな印象を受けます。絵文字は、乱用するとページが読みにくくなり逆効果ですが、アイコン代わりに使うには非常に効果的な表現です。
記号も強い
絵文字と同様に、記号文字を使い、アスキーアート的な表現を多用するサイトも見受けられます。特に罫線記号は、要素の関係性を表現するために多くのサイトで使われています。更に要素などで個別に色を指定すると、華やかなイメージが生まれます。
・罫線記号(└├│など)
・要素の区切りを表す記号([]|/)
・方向性を表す記号(<>⇒←▲△など)
・飾り罫(★☆-・*■□◆◇など)
| 要素は無視されます。
そこで次のように 要素を補うことで、非対応の機種でもレイアウトの極端な崩れを防ぐことができます。
上記のコードを |
