週刊e-Report Web2.0的CMS「MODx」を試す!
[2006月05年18日]
(森藤 将武 / イー・エージェンシー)
MovableType、XOOPSとBlogツール・CMSツールが氾濫しており、ユーザー側としてはどれを導入すべきかを日々悩んでいる状況ですが、さらに悩ましいことに「MODx」という素晴らしいCMSツールが存在します。
1.動作環境
Apache+PHP+MySQLという環境です。
今回の執筆にあたって構築した環境は、
・FreeBSD 4.10
・Apache/1.3.34
・PHP 4.4.2 (cgi)
・MySQL 4.0.26
です。
2.MODxの特徴
・日本語が使える
残念ながらドキュメントの類は英語になりますが、管理画面は最初から日本語表示に対応しています。(環境によっては文字化けする場合があるようです)
・MODx 日本語版
http://modxcms.com/forums/index.php/topic,928.0.html
・MODx 日本語コミュニティ
http://modxcms.com/forums/index.php#10
・管理画面がAjaxバリバリ
Web2.0的・・とタイトルに書いたのは閲覧者側ではなく、実は管理画面がAjaxを駆使して実装されている点にあります。
格安レンタルサーバなど、他のユーザーが重い処理を走らせている場合でもAjaxの非同期通信により比較的ストレス無く操作することが可能です。Web製作者としては参考になるAjaxの使い方がきっと見つかるのではないでしょうか。
・規格に則ったHTML
CMSの実装によってかなり左右されてしまう部分になりますが、このMODxではW3Cの規格にかなり親和性のあるページ書き出しが可能になります。
・コンテンツタイプの指定
text/html、text/xmlなどのコンテンツタイプの指定が可能です。これによって書き出すファイルの指定がCMS側から可能になります。
・高い負荷にも耐えられるキャッシュを実装
CMS側でキャッシュ機能を実装しているので、キャッシュ処理設定をする必要がありません。
・フレンドリーURLの設定
「フレンドリーURL」とは何かというと、動的コンテンツを静的ファイル(.htmlなど)に見せかける機能です。CMS側での実装のため、管理画面での切り替えが可能。ただし、.htaccessが使用可能である必要があります。
・簡易アクセス解析付き
本格的ツールには及びませんが、簡易アクセス解析が付属しています。
・きりがないのでこの辺に
その他機能多数です。
さて、ここまでMODxの特徴・動作環境などを書きましたが、バージョン番号が示すとおり(0.9.2)まだバグがある箇所があったり、日本語ドキュメントが不足していたり、という問題があります。
とはいえ、素晴らしいCMSであることには変わりなく、MODxの公式サイトのタイトルにある「Ajax CMS and PHP Application Framework」というようにPHPで製作するWebアプリケーションのフレームワークとしての利用方法もあり、Webアプリのフレームワークはこういう形も可能なようで、プログラムの中身を理解したくなるCMSに仕上
がっています。
これまであまりCMSを使ってみたことが無い筆者でありますが、ほんの2、3時間で普通にサイトを立ち上げることができました。(残念ながらまだ公開する段階ではありませんが)操作性も良好といえます。
ちょっと大げさかも知れませんが、今にCMSからHTMLを書き出してWebサイトを作るという流れが主流になるかもしれません。今後もMODxには大いに期待できると思います。
(参考サイト)
・MODxでサイト構築
http://www.1km.info/modx_site.html (1km.info)
・MODx 導入
http://dora-kou.cocolog-nifty.com/doralog/2006/04/modx__9112.html (空はただ蒼く)
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■株式会社イー・エージェンシー 森藤 将武
配信日でもある今日が誕生日であることを告知するために、執筆日を指定した
欲深い男である。見た目よりは若い。
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