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まもなくスタート!携帯電話番号ポータビリティ(MNP) ~ ケータイキャリア 勝ち組・負け組の逆転なるか はてなブックマーク ライブドアクリップ


[2006月10年05日]

(長峯 新一郎 / ドラゴンフィールド

先日、秋葉原の「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」に行ってきました。入店してすぐに、「何か雰囲気が変わったなぁ」と変な感覚になったのですが、理由は、すぐに分かりました。今まで「Vodafone」が陣取っていたスペースに「au」が移動して、「au」が陣取っていたスペースには代わりに「Vodafone」・・ではなくて、「SoftBank」が陣取っていました。

赤(Vodafone)が消え、オレンジ(au)が移動し、ブラック・シルバー(SoftBank)が新しく現れたのだから、印象が変わるのは当然ですね。


ソフトバンクモバイルの誕生

10月1日からソフトバンクモバイル(ブランド名:SoftBank)がいよいよ本格始動しています。9月半ばから、街角の真っ赤な看板のVodafoneショップがシルバーのSoftBankの看板に付け替えられていたので実感はありましたが、9月末を持って「Vodafone」ブランドは日本から姿を消してしまったことをヨドバシカメラで強く実感しました。

さて、ソフトバンクの携帯業界に参入に伴って、ソフトバンクモバイルが誕生したわけですが、当初は既存キャリアの買収ではなく、新規参入を予定していたことは有名な話です。(国の認可まで取得しました)

なぜ、ソフトバンクが計画を変更して、多額の資金を用意して既存キャリアであるVodafoneを買収して参入を果たしたのかというと、主な理由はやはり「携帯電話番号ポータビリティ」(以下、MNP)が今月24日(火)に開始されるためと考えるのが自然です。

MNPについては大体の方が概要をご存知かと思いますが、簡単に整理すると

・電話番号は今のままで、携帯電話会社(キャリア)を変更できる
・携帯メールアドレスは引き継げない
・端末は新しいキャリアのものに変更が必要
・変更元となる現在利用しているキャリアに手数料を支払う必要がある

他にも、コンテンツプロバイダーが提供しているコンテンツや電子マネーなどは、引継ぎが不可能な場合があるため、キャリア変更時に慎重に確認する必要があります。

ソフトバンクとしては、新規キャリアとして参入し、多額の費用をかけての設備投資や利用者獲得を一から行っていたのでは、MNP開始を指をくわえて見ることしかできません。そこで、既存キャリアの中で最も低迷していたボーダフォンを丸ごと買収し、MNPに合わせてテコ入れを行うことで、リードする他キャリアから加入者を乗り換えさせる、という戦略を採ったと考えるのが自然です。

なので、「SoftBank」ブランドが立ち上がり、MNPがスタートするまでの10月1日~10月23日までというのは、ソフトバンクとしては最初&最大級のヤマ場といっても過言ではありません。スタートダッシュでコケたら、ボーダフォン時代の低迷イメージの払拭ができません。


MNP前哨戦の攻防

では、MNPによって、携帯業界にどのような影響が出てくるのでしょうか?興味深い調査結果を集めてみました。

・番号ポータビリティサービスによる乗り換え意向は約3割、3人に1人が意向を示す
http://www.mri.co.jp/PRESS/2006/pr060622_im501.html

・ネプロ調査、MNPでユーザーの2割が携帯会社を「変えたい」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/29932.html

・ナンバーポータビリティで電話会社を変更したい人は11%
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120060614500

いずれも6月に発表された調査結果ですが、だいぶズレがあります。MNP関する情報がまだまだ少なかった時期の調査ですので、やむを得ないといった感じでしょうか。

・番号ポータビリティ導入後、キャリア変更は8.9%
http://blog.ishare1.com/press/archives/2006/09/89.html

こちらが9月に発表されたユーザー意向調査の結果です。上記の6月時点の調査結果に比べると変更意向のユーザーは減少しています。これは、メールアドレスは引き継げない、などのMNPのデメリットが明確になってきたことなどが理由のようです。

乗り換え先としては、「au」が一番人気です。

・MNP合戦、広告でまずau勝利
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=9&wv=1&typeFlag=2

勢いを表すかのように、広告でも「au」が圧勝のようです。筆者の周りでも、「au」への乗り換えを検討している人が目立ちます。


Softbank復権の一手

auの勢いに引き換え、「SoftBank」への乗り換えを検討している人は周りではゼロでした。「SoftBank」へ乗り換えない理由を聞いてみると、「信用できない」という意見が複数人から聞かれました。「ボーダフォンから10の約束」があっさりと消滅したことや、ユーザー無視のブランド変更(J-PHONE → Vodafone)により、メールアドレスの変更を余儀なくされたことなどが主な理由のようです。信用回復のために、ここはいっそのこと開き直って、

 『“今までは申し訳ありませんでした”キャンペーン』

を展開するというのはどうでしょうか。新規ユーザーを獲得する以上に、今Softbankが手を打たなければいけないのは、「Softbank」へ変更されてもユーザーであり続ける既存ユーザーへのフォローです。そのために、既存ユーザーに対して、契約年数に合わせてプレゼントやキャッシュバックを行う、というキャンペーンを通じて、他キ
ャリアへの乗り換えを阻止するとともに、「ユーザーを“これからは”大事にする」という姿勢を他キャリアユーザーにまでアピールするわけです。

最近の調査でもSoftbankの苦戦が伝えられています(下記記事参照)。iPodの抱き合わせ販売やアクオスケータイに頼りきりの端末の魅力に依存するような戦略だけでは、MNPの荒波を乗り越えることはできないでしょう。

・番号ポータビリティ開始まで1ヶ月、転出意向はボーダフォンが最多。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz06q3/514251/ (日経BP)

・端末・サービスそろったが、「将来像」は見えず
http://it.nikkei.co.jp/mobile/column/columngyoukai.aspx?n=MMIT0f000029092006 (日経BP)


ドラゴンフィールドからのお知らせ

最後に、モバイル関連ということで、少し宣伝をさせて下さい。8月にスタートしたドラゴンフィールド初の携帯メディア「クリロト」。「携帯メールを友達や家族に送る時に、アドレスの『ne.jp』を『ne94.jp』に変えて送信すると、ポイントや景品が当たる宝くじに挑戦できる」という今までにないスタイルのサービスについて、おかげさまでご好評いただいております。

まだご利用をいただいていない方、利用料はもちろん無料(通信費は別途発生)ですので、モノは試しで是非会員登録とご利用をお願いいたします。詳しいサービス内容のご案内や会員登録は、次のURLからお願いいたします。

Softbankでも使えますのでぜひ登録してみてください。もちろんドコモ、auでも利用できます。

・クリロト
http://ne94.jp (ケータイ&PC)


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■ドラゴンフィールド 長峯 新一郎

 ボーダフォンは3キャリアの中で最も加入者が少なく、最後の方は低迷している
印象が強かったのですが、個人的には「デジタルホン(デジタルツーカー)」の
時代から「J-PHONE」を経て、「Vodafone」を愛用していたので、ブランド変更
はとても寂しい気持ちになりました。とりあえずSoftbankを使っていきます
けど。
 ・・・ってブランド名がコロコロ変わりすぎですよ、本当に(苦笑)
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


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