最近のキャンペーンってどう? - プロモーションズ佐藤の"キャンペーン企画の鬼"(3)
[2004月02年27日]
(取材協力/佐藤 文彦:株式会社プロモーションズ)
●"キャンペーン企画の鬼"、満を持して登場!
編集担当より前口上。
Webの世界をまじまじと眺めてみてあらためて実感するのが、キャンペーンが日常化していること。小社発行のWeb制作業界専門誌「WEB FLASH」でも、キャンペーンの紹介は途切れることがありません。Web限定、Real連動など、実施パターンは、多種多様。Webだと実施しやすい、応募しやすいという事情もあります。Webサイトを運営する以上、やはりキャンペーンは切っても切り離せないものになっていると言っていいでしょう。
こうしたキャンペーンを取り巻く状況は、Webサイト運営やキャンペーンそのものにとって、また、ユーザーにとって、果たして好ましいものなのでしょうか?Webサイト運営者として何か注意しておくべきことはあるのでしょうか?
もうひとりの編集担当吉村とともに「ふたり座談会『あらためて懸賞キャンペーンの役割を考えてみよう』」(本誌2月6日号)なる企画を試みたものの、何かが違うような・・・。
そもそも読みようによっては、意図に反してネガティヴ・モードにも受け取れてしまう。このあたりがプチ懸賞マニア(吉村)と机上マーケッター(村松)の限界か、と自嘲気味になっていたそんなとき、一通のメールが、
「消費者向けキャンペーンの批判記事、読みました(怒)。」
"鬼"からでした。いや、だから、批判したわけじゃないんですってば、佐藤さん。
そうそう、わたしたちには心強い“鬼”がいました。昨年2回、キャンペーンのトレンド(インスタントくじ付きメール:Vol.161、シール貼付式ネット連動キャンペーン:Vol.165)についてお話を伺った"キャンペーン企画の鬼"佐藤氏その人です。
キャンペーンが氾濫している今だからこそ、今シリーズではトレンドだけではなく(もちろん宣伝でもなく)、もっと一般的で基本的なレベルからキャンペーンの企画・運営について語っていただきます。
そこで、"キャンペーン企画の鬼"復活第一回目は、佐藤氏にあくまでざっくりストレートに、素朴な疑問をぶつけてみることにしました。
「最近のキャンペーンってどう?」
●最近のキャンペーンってどう?
── 最近のキャンペーンって、見ていてどう思いますか? ちょっとバッサリとお願いします(笑)。
「いやいや、いくら“鬼”とか呼ばれても、よそさまのことをああだこうだ言えるような立場にはないんですけど(笑)。ただ、一般的に、見ていて気になっていることはあります。それは『みんな、きちんとシナリオを考えてるのかな?』ということです。」
──「シナリオ」というと?
「つまり、誰をターゲットに、何のためにキャンペーンをやるのか? その目的を達成するために何をやっていくのか、何をやれば良いのかが見えているのか?ということです。」
── なるほど。新規顧客の獲得、既存顧客のリピーター化、あるいは集客、売り上げアップなど、それぞれの目的に応じた実施方法というのはありますよね。
「さらに言えば、目的は何にせよ、そのキャンペーンをやった後どうするのか?というところまでしっかり考えられているか? 準備できているか? ということです。『シナリオ』と言ったとき、いちばん気になるのはこの部分です。」
―― 逆に言えば、やったらやりっぱなしの企画が多いということですか?
「そう感じることも多いですね。もちろんそれは最近のキャンペーンに限ったお話じゃありませんがね。」
―― そうでないと、いくらネットなら手軽に始められるとはいえ、思ったような効果は上がらない、と。
「つまり、シナリオをしっかり考えて実施すれば、『懸賞キャンペーンは効果アリ?ナシ?』なんていう疑問は出てこないということですよ。」
―― なるほど。キャンペーンは、まずシナリオありき、ということですね。次回は、もう少し踏み込んだお話を伺っていきます。

