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ブログマーケティング分析「消費者金融」編 ~ WEB FLASH vol.19より はてなブックマーク ライブドアクリップ


[2006月02年02日]

WEB FLASH編集部

WEB FLASH vol.19(2月9日発売)では、消費者金融、その中でも特に各社のCMについてのブログ分析を掲載している。今回は、誌面を一部抜粋しながら、世間が消費者金融系CMをどのように受け止めているか探ってみたい。

調査対象は、アイフル、アイク、アコム、アットローン、武富士、プロミス、ポケットバンク、モビットの8社。昨年10月~12月に書かれたブログを基に分析している。


消費者金融CMのタイプ

消費者金融CMは大きく3パターンに分類することができる。

(1)お金を借りてください
(2)返済が簡単
(3)ご利用は計画的に

現在の消費者金融CMは、この3つの内いずれかのメッセージを発していると言ってもいい。3者の違いは、商売っ気の強さを反映している。(1)が最も商売っ気が強く、(2)はそこそこ、(3)が商売っ気が少ないということだ。

チワワのくぅ~ちゃんでお馴染みの「アイフル」は(3)、ふかわりょうが出演しているレイクは(2)、高橋克典のアットローンは(1※)という具合に分類できる。

(※:高橋克典の前、ユースケサンタマリアが出演しているときはもっと商売っ気が強かった)

商売っ気の強さ、すなわちCMの中にフリーダイヤルやサイトのURLなど次のアクションを起こさせる仕掛けをどれだけ入れているか、その度合いをダイレクトレスポンスアドレベル(DRA)と名付けた。今回の調査では、ブログの好感度とDRAの2軸で消費者金融CMをマッピングした。その表については誌面でご確認いただくとして、ここでは、総括を述べておく。


消費者金融系CMのイメージ戦略の上手さ

今回の調査では、DRAと好感度は相関関係が見られた。一般的に、DRAが高いと消費者は拒否反応を示しやすいのだが、消費者金融CMにおいては、DRAの高さは好感度に悪影響を与えていない。むしろDRAの高さに連れて好感度も上がっていた。

WEB FLASH vol.18では保険業界で同様の調査を行ったが、そのときは、DRAと好感度は反比例の関係性にあった。唯一の例外が第一生命で、DRAが高いにも関わらず好感度も高かったのである。その理由が、商売っ気の高さをコミカルなテイストで表現していた点にあった。

今回の消費者金融CMはコミカルなテイストが多い。「ご利用は計画的に」というメッセージをユーモアを交え、提供している。その嫌味の無さがDRAの高さを中和しているのだろう。


CMセット率分析

消費者金融CMで、新人のグラビアアイドルだけではなく、トップアイドル、有名俳優なども出演することが増えてきた。それだけイメージキャラクター選びには、各社工夫を凝らしているが、どれだけ企業とセットになってイメージ付けられているか、ということは興味深い点である。

ブログの中で、そのイメージキャラクターとセットで語られることが多いか、という点で分析したのが下の表である。

┌──┬────────┬───────┬────┐
│   │ タレント名 │ クライアント │セット率 │
├──┼────────┼───────┼────┤
│1位 │安めぐみ  │ポケットバンク │ 30.7% │
├──┼────────┼───────┼────┤
│2位 │小野真弓 │アコム │ 10.7% │
├──┼────────┼───────┼────┤
│3位 │井上和香 │ プロミス │ 7.3% │
├──┼────────┼───────┼────┤
│4位 │安田美沙子 │ アイフル │ 7.1% │
├──┼────────┼───────┼────┤
│5位 │熊田曜子 │アコム │ 5.1% │
├──┼────────┼───────┼────┤
│6位 │佐藤寛子 │武富士 │ 2.8% │
├──┼────────┼───────┼────┤
│参考│武富士ダンサーズ │武富士 │14.9% │
└──┴────────┴───────┴────┘

このセット率は、その消費者金融について語られているブログの記事数を分母に、その中でタレント名が出てきた回数を分子として計算した。

具体的には「××のCMに出ている○○っていいよね」のようにCMについてダイレクトに評価されているブログ記事や、「××のCMに出演している○○」のようにタレント○○の付加情報として語られているブログの記事が対象となっている。このセット率が高ければタレントの認知度が当然CMの認知度向上に一役買っているということになる。

ダントツは、安めぐみ(ポケットバンク)である。ポケットバンクについて書かれているブログ記事の約30%に安めぐみの名前が出てくるということである。これについては若干補足が必要であろう。ポケットバンクの場合、他社と比べて分母が少ないため他社よりも高めに数字が出た、といえる。また、武富士の佐藤寛子はセット率こそ低いものの、CM自体の好感度は高かったことを記しておく。

タレントの認知度・会社規模を考慮すると、消費者金融業界大手の中では井上和香・安田美沙子が健闘しているといえるだろう。


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